不登校の子供には将来どういった職業が向いているのか、気になる人は多いと思います。
不登校という経歴があると就職できない…
不登校の就職率は低いのかな…
こういった不安は元不登校の子には付き物です。事実、私も学生時代は不登校だったコンプレックスから将来が不安だらけでした。
就職活動でも義務教育をきちんと受けてきた子と違って常識や学力が欠けていたりしますから、就職の面接でもまともに答えれるか分からない…。
そんな方達の為に、不登校を経験した子が就職する為に、どういった職業を選べば良いのか言及していきます。
不登校の子供は周りに合わせるのが苦手
まず、第一に考えていただきたいのは、不登校を経験した子供は、協調性を保つのが苦手な性格であるということ(病気で体調を崩して学校に行けなくなった子以外)学校の集団行動にストレスを感じるから不登校になるんです。
ですから、基本的に協調性に重きを置く営業・接客業は向いていない場合が多いです。
僕は大学生の時にスーパーのアルバイト、スポーツショップの店員を経験しました。
しかし、怒られてばっかりで、長年働くのは厳しいな、と実感させられました…。
勿論、人によっては営業・接客業をすることでコミュニケーションの楽しさに気付き、明るく前向きな性格になった人もいます。
つまり、本来自分の性格上向いている仕事というのは、パッと思いついただけでは分からないことが多いです。
ですので、まずは自分の性格がどんな職業に向いてるのか、職業適性検査を受けましょう。
職業適性検査とは?
職業適性検査とは、自分に向いている職業は何か、マークシートの記述から判断する検査のことを言います。学校に通っている子供は中学生や高校生の時に一度は受けている筈ですが、不登校の生徒は受けたことがないと思います。
なので、不登校児には是非とも職業適性検査を受けてほしいと思っています。
職業適性検査の中にも色々あるのですが、僕がお勧めする検査は
「適職診断 VCAP」です。
VCAPでは、心理的な面から診断者を200以上のタイプに分類し、
あなたに向いている職業を詳細に導き出してくれるんですね。
今までに100万人以上診断した実績がありますし、
無料で診断することができます。
私も高校生の時にこのVCAPを受けたことがあったのですが、自分でも驚くぐらい詳細な診断結果が出て、今まで気づかなかった自分の良いところ、悪いところを客観的に知ることが出来て、自分に向いている職種は何か判断できるようになりました。
世の中には自分が想像している以上に様々な職種があります。
適職診断 VCAPを行うことで、「こんな職業があったんだ」と知ることも出来ますし、
自分の将来の就職活動に多いに役立つと思いますので、是非診断してみてください。
不登校の子供に向いている職業
さて、向いている職業は例え不登校児であってもそれぞれの性格で違うと話しましたが、それでも不登校の子供に向いている職業というのは幾つかあると思います。私がざっと上げると
・養護教諭
・保育士
・市役所職員
・特別支援学校の教員
・教師
・塾講師
このような職業は不登校児向きですね。
簡単に言うと、
「人に物を教える仕事」「やる事が決まっている仕事」
の2つです。
特に養護教諭なんかは、不登校を経験してる子供であれば、保健室に来る子の気持ちが分かりますし、不登校児には向いてる職業と言えるでしょう。
事実、僕の同級生にも現在養護教諭になっている子がいます。
逆に、臨機応変にその場その場で対応を変えていく仕事というのは、不登校児には厳しいかもしれません。
民間企業に勤める、いわゆる「会社員」はキツイです。
また、養護教諭や教師でも、私立学校の教員はまた違いますので注意しましょう。
私立学校の職員は「会社員」的要素が強いので、臨機応変に仕事が出来る人でないと向いていないと思います。
いずれにせよ、学歴は必要
ここで上げた不登校児に向いている職業に就職するのならば、いずれにせよ学歴は必要です。教員免許を取るなら大学に進学して教職課程を受ける必要がありますし、
保育士を目指すにしても、最低でも高校卒業の資格を持ってなければなりません。
・しかし自分には学歴がない…
・不登校で普通高校にも通えるか分からない…
そのような不安がある方には、通信制高校への進学をお勧めします。
通信制高校には元不登校児が多く、周りからの視線が痛いといった心配も少ないです。
授業スケジュールも自分で組み立てることが出来て、大学のようなシステムになっていることが多く、若い内から自立した考えを持てるようになる為非常にお勧めです。
実は私も通信制高校出身なのですが、通信制を選んで本当に良かったと思っています。
普通高校に行ったら学校についていけず、辞めてしまってたと思いますね…。
→【通信制高校のメリット・デメリットは?】
もし高校中退していて高卒の学歴が欲しい方は、高認予備校に通い「高認」の資格を取ると良いでしょう
当サイトで紹介している高認予備校では、高認試験の合格率が99%を超えています。
これほどまでに合格率が高い理由として、長い運営期間の中で高認試験への対策をバッチリ培っていることが挙げられます。
自主学習だけでは不安なお子さんや、精神的な面でサポートが欲しい方には、非常にお勧めです。
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「高卒」は、大学進学の為の最低条件。
過去不登校だったとしても、学歴を手に入れれば希望の職に就くのが比較的安易になります。
私も中学時代は不登校でしたが、大学に進学して希望の職に就くことができています。
自分がやりたい仕事をするには、学生時代に如何に努力したかが重要。
希望の職に就く為に、「今」頑張ることが大事なのです。