通信制高校を舞台にした
中卒労働者(ワーカー)から始まる高校生活という漫画をご存知でしょうか?
題名の通り、主人公は中卒なんですが仕事をしている社会人。
ひょんなことから通信制高校に入学することになります。
普通高校の受験に失敗した主人公の妹も通信制高校に通うことになり、歳は離れていますが同じ同級生として学校に通うことに。
最初は「高卒資格を取る」為だけに学校に通っていた主人公ですが、
通信制高校で同じような境遇の同級生との出会い・恋や様々な困難に立ち向かう様を描いた青春漫画です。
1巻から現在出ている8巻まで見たのですが、是非不登校の子供には読ませたい漫画だと思いました。
通信制高校も居場所になる

「通信制に行って人生終わった」
などと思っている子供は多いかもしれません。
「親に高校卒業資格だけは取っておけ、と促され、半強制的に通信制高校に通わされる。」
この漫画の主人公は意欲的に通信制高校に通ってましたが、
最初は「高校卒業資格を取って大学進学する為」だけに学校に通っていました。
なので、他の生徒と仲良くする気はサラサラなく、話しかけてきた同級生にもシカトばかり。
そんな気持ちで学校に通っていたいたのですが、次第にお嬢様の同級生や年配の同級生、子持ちの同級生など様々な生徒と仲良くなって、いつしか
「通信制高校も自分の居場所」
だと思うようになっていったのです。
それからは普通高校の生徒のように恋をしたり、皆で文化祭を1から楽しんだり、休日には勉強会を開くなど、充実した高校生活を送るようになります。
途中この漫画の中で、通信制高校の生徒を見下す登場人物が出てきます。
その人物が
「通信制高校の生徒なんて問題児ばかりで人間的にもだめだ」
などと見下してきました。
すると主人公はその人物に対して激しく怒ります。
何故怒ったのか。それは主人公にとって通信制高校が
「馬鹿にされたくない、大事な居場所」になっていたからなのです。
実際、通信制高校に対して悪いイメージを持っている人は世の中に多いと思いますが、そんなことはない。
この漫画で描かれているように、
「通信制高校でも他の高校生と同じように青春を楽しめるよ」
ということを私は伝えたいですね。
私も通信制出身ですが、この漫画には共感できる部分ばかりでした。
通信制高校でも青春できる
この漫画の作者さんも通信制出身だそうで、高校時代の思い出の一部を漫画に描いてるそうです。漫画で描かれてるのはサポート校がない時代の通信制高校なので、今の通信制事情とは少し違いますが、作者さんは通信制高校時代が一番楽しかったとコメントを残しています。
実際、飛鳥未来高等学校やルネサンス高等学校、ヒューマンキャンパス高等学校など、生徒同士の繋がりや学校生活を大事にしている通信制高校も増えてきています。
このように、通信制高校に行っても青春できる、
充実した高校生活を送れるということをこの漫画を通して知って欲しいですね!
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