別室登校の教室復帰への道のりは?小学生・中学生・高校生によって違う

記事が参考になればシェアお願いします↓

bessitutoukoujpg

別室登校とは学校の教室に入らずに、別の教室に入って自習をしながら学校に登校することを言います。



この別室登校は特別支援学級とは違い、必ず障害のある子供が通う訳ではなく、ごく普通の、児童・生徒が多く通っています。



僕も中学時代に別室登校を経験していたので、別室登校の生徒の気持ちがとても分かります。

別室登校になってしまったらどうやって教室に復帰すればいいのか?



実は小学生・中学生・高校生によって解決策が異なってきます。

元不登校児YUUKIが、別室登校の生徒の教室復帰への道のりを書いていきます。

小学生の別室登校の教室復帰

小学生で別室登校の児童ですが、大きく分けると二つの原因に分かれると思います。



・学校での対人関係が原因である場合

・朝早起きすることが出来ず、遅刻をして教室に入ることが気まずい場合



まず学校での対人関係ですが、先生が怖くなったとか、同級生にいじめられたとか、コミュニケーションが上手く出来ずに嫌になったとか様々な理由があります。



先生や同級生の問題であれば、まだ問題は解決しやすいです。

何故なら、その原因を養護教諭や教師が突き止め、先生が原因であれば児童と話し合うとか、同級生が原因であればその同級生と話し合いをさせる、など解決策がはっきりしているからです。



実際に僕が小学生の頃、周りの子で別室登校になってしまった児童がいたのですが、その原因の児童を教師が突き止め、面と向かって本人と話し合いをさせる場面を見てきました。

自分が見た限り、それで全て問題解決していました。



こういった小学生の対人関係の問題である場合、児童も小学生ですからある程度素直ですし、まだ思春期に入っていない為、複雑な問題に発展することなく解決しやすいのです。



しかし、別室登校が本人の問題である場合、解決が厳しいです。



というのも、朝起きれない、本人のコミュニケーションが苦手、となると、それは睡眠障害発達障害の可能性が高いからです。

➔【睡眠障害の原因や種類まとめ。治療は自己流ではなく病院へ!



発達障害が発覚すれば特別支援学級への移動になりますが、睡眠障害や精神疾患であれば

病気を治療すると共に、学校側の理解も大切になってきます



教師側が児童の体調を理解して扱うことが必要ですし、

周りの児童の理解も大切です。ですから、クラス会などでその子のことを話して周りの児童への理解を求めることも必要となってきます。


中学生の別室登校の教室復帰

中学生になると別室登校になる生徒は増えてきます。

思春期に入り、勉強や部活などで自由な時間も少なくなってきて、生活環境やストレスが増えていき、誰しもが別室登校になる可能性があります

僕も小学生の頃は、「なんであの子は教室に通わないんだろう」と高をくくってましたが、そんな僕が別室登校、不登校になりました^^;



中学生で別室登校になる生徒には、様々な要因が絡んでいます。



まずは生徒とコミュニケーションを取り、内側に溜まっているものを沢山話してもらうことが大事になってきます。



そうすると、生徒自らどういったことが原因で…と話してくれることもあります。



対人関係が原因である場合、話し合いをさせるべきだと思います。

ただ、女子同士の場合はこの話し合いが原因で後でまた仕返しを喰らうとか事情が難しいので軽い話し合いで終わらせず、どういったことはイケないとかきちんと善悪について教えるべきです。



そうしないと、後々大変な問題が起きたりします(事件など)



こちらも合わせてご覧ください。

➔【不登校の原因がわからないのは当たり前。理由は沢山あるから



ですが、対人関係が原因の別室登校の場合は、まだ解決策がハッキリしていて良いです。





問題は病気を発症している場合です。

起立性調節障害睡眠相後退症候群を中学生に入って発症し、それが原因で別室登校や不登校になる子がとても増えています。

➔【起立性調節障害は不登校児に多い!朝起きられない症状が辛い

➔【不登校児に多い睡眠相後退症候群(DSPS)の原因や治療法は?



こういった病気の可能性があれば、まずは病院で診断してもらい、その病気の症状を良くしていくことが解決策に繋がります。

そして、その病気の症状を学校側に分かってもらう必要もありますし、親御さんも正しく理解し、治療に協力してあげることが必要です。


高校生の別室登校の場合、編入も考える

高校生で別室登校を行ってる場合、小学生・中学生の時と比べると早期に改善しなければなりません。



何故なら、進学・就職に関わってくるからです。



特に高校二年生以降の方はこれからの人生に直接関わってくるので、中途半端な気持ちで別室登校や保健室登校を行ってる場合、後々かなりの後悔をします



卒業が出来なくなる可能性もあり、放っておくと退学になるケースも…。



高校生の場合、別室登校の登校の原因として最も多いのが

朝起きれない、クラスに馴染めないなどの本人の理由」によるもの。



ですので、これは自分自身が変わるしかありません

まず、朝起きれない、夜眠れないなどの症状が続いて別室登校になってしまう場合、

睡眠相後退症候群を疑う必要があります。

➔【不登校児に多い睡眠相後退症候群(DSPS)の原因や治療法は?



そしてクラスに馴染めない、授業に全く追いつけないといった場合で別室登校になる場合は、そもそもその高校があなたに合ってない可能性があります。



そういった方は、別の学校へ編入するのがオススメです。



中学時代まで全く問題なくても、高校で別室登校や保健室になる場合、

大抵はその高校の環境が貴方に合ってないことが多いです。



・家から学校まで遠すぎる

・校則が厳しすぎて嫌になる

・教師や同級生が何となく合わない

・授業や補講がきつすぎる…



あなたはこういったことを日々感じているのではないのでしょうか?



最近ではそういった子でも受け入れられる通信制高校が多くあります。



もし出席日数が足りなくて留年しそうでも、通信制に編入すれば留年を回避出来ることだってありますし、何より自由に伸び伸び出来る状態は今までの辛さを解消出来る筈です。



事実、僕も通信制出身ですが、通信制高校の生徒の7割は普通高校から編入してきた生徒でした。高校時代から仲の良い友達に普通高校から編入した奴がいたので、この間改めてインタビューしてきましたけど、通信制に編入して満足だと話していましたよ^^



ですので、決して一つの学校にとらわれること無く、幅広く視野を広げてみましょう。



すると今まで見えて来なかったことが見つかるかもしれませんよ。

➡自宅近くにある通信制高校を一括資料請求!

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で