保健室登校・不登校への養護教諭や担任の対応の仕方!

記事が参考になればシェアお願いします↓

hokensitu

保健室登校と言えば教室に何らかの理由で入れない子が学校に通う手段です。

特に、不登校児が教室に入れず、保健室登校になりがちですね。



そのお世話をするのが養護教諭。ですが、どうやって対応したらいいのか分からない…

という方も多いと思います。



僕も中学時代不登校で、適応指導教室に通ったり別室登校をしたり保健室登校をしたりと様々な体験をしてきました。現在22歳ですが、今思うともっと周りの対応が良ければ教室に通えたかも?と思っています。



今回はそんな僕だから分かる、不登校児や保健室登校児への養護教諭や教師の対応の仕方について、詳しく話していこうと思います。

保健室登校の生徒への対応の仕方

まず保健室登校の生徒について、「だらしないから保健室に来てる」という人がいます。



しかし、そんな子は少数です。

というか、本当にだらしないだけであれば直ぐ教室通いに戻ります



何も原因がないのに保健室に居続けても、生徒にメリットがないんです。

周りからハブられる勉強が追いつかない仕舞には発達障害だと思われる

などなど。



俺も保健室登校したいな~とか言ってる子は、基本的にちゃんと教室に通えます。



ということで、

保健室登校を続けてる子というのは何かしら原因があって保健室に居続ける

訳です。



ではその原因とは何なのか?

これはかなり複雑な要因が重なっています。



・朝起きるのが苦手、もしくは起きれない為、途中から教室に入るのが気まずい

➔【起立性調節障害睡眠相後退症候群の可能性がある】

・対人関係・いじめなど

・教師との関係が悪い

・勉強が追いつかない

➔【発達障害の可能性がある】

・教室に入ると気分が悪くなる



などなど…。

ですので、保健室登校の子は一概にこれが原因!とは言えないんですね。

原因がはっきりしてくれる子はあまりいません。



もしかしたら、何かの病気が原因の可能性だってあります。



僕の考えでは子供達に保健室登校の原因を詳しく聞くのも、

逆に悪化する可能性があります



特に



いじめが原因?

一体誰が?

あなたにも悪いところがあるんじゃないの?



このような聞き方はいけません。



思春期の子どもは自分の気持ちを整理して意見を中々言えないからです。

ですので、無理に聞いてはかえって先生とも距離を置くことになり、それが原因で不登校になったりします。



だからこそ、

まずは生徒ときちんとコミュニケーションを取ることが大事になってきます。



よく、「そっとしておいた方が良さそうだからコミュニケーション取らないでおこう」と距離を置く先生もいますが、これもダメ。



何故なら、話しをしないことで生徒がますます距離を取ってしまうからです。

仕舞には、現状打破出来ない自分にイライラしてソファーとか壊してしまいます。

(僕も経験があります)



そのくらい、子供達は原因がわからない自分にイライラしてるんです。



ですから、出来るだけ沢山話しをして、生徒の本音を理解してあげましょう。

話しをふられて嫌だと思う保健室登校の子は、基本的にいません。



僕もそっぽを向いていましたが、なんだかんだで養護教諭から話をしてもらえたら嬉しかったですよ。



そういったコミュニケーションを通じて、保健室登校の原因が浮かび上がってきて、上手い対処が出来るかもしれません。


不登校児への対応の仕方

既に不登校になってしまってる生徒への対応ですが、

これは保健室に通えてる子よりも大変です。



学校に来てくれないので、そもそも学校に通うことをトラウマに感じてるとか、学校に相当な拒否反応を示しています。ですので、保健室登校の子よりも教室に通わせるのはハードルが上がります。



不登校児は何が原因で不登校になってしまったのか自分でも分からないことが多いです。

➔【不登校の原因がわからないのは当たり前。理由は沢山あるから



ですので、最も良い対処法としては、

適応指導教室フリースクールへの登校を親御さんにオススメすることです。

➔【適応指導教室とフリースクールの違いとは?不登校はどっち?



まずは両方見学をさせて、生徒がどちらが良いか選ぶか、

もしくはそれでも行きたくないのか、自分で判断をさせます。



それでも行きたくない場合は、高校進学の必要性を説いて高校受験の準備をさせます。

➔【中学生で不登校になったら高校受験のことをまず考えよう



こういった対処法をしないと、結果として生徒のその後の人生がめちゃくちゃになるケースもあります。



ですので、養護教諭や担任の先生は不登校児だからと言って問題児扱いせず、

生徒によってしっかりと段階を踏んで対応していく必要があるのです。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で