不登校で教室に入れない?周りの反応が怖い場合の対処法

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不登校児で学校に戻りたい、教室復帰したいと思っている子は多いと思います。

僕もそうでした。中学時代2年半不登校で、当時は現状打破しようと何度も学校に通おうと思いました。



しかし、どうしても学校に戻れなかったんですよね。その理由は、教室に入る時の周りの反応が怖かったから。

修学旅行の説明会を聞くために一度教室で話しを聞いたことがあったのですが、もう周りの反応、目線が怖すぎて吐き気がして、辛かったことを覚えています。

今思えば、「もっと考え方を変えれば教室に入れたな…」と思っています。



そこで、不登校を経験した私だから分かる、不登校児が教室に入れない場合の対処法をお伝えします。

不登校で教室に入れない子の心理

不登校児の約4割が、一度不登校になると抜け出せなくなると言われています。

何故コレほどまでに戻れないのか?その理由として挙げられるのは「教室が怖い」という子供の心理。



僕の経験談を上げると、学校に入って保健室登校や別室登校はそこまで苦じゃなかったんですが、どうしても教室だけは別です。



「グループワークが出来ないんじゃないだろうか」

「授業に付いていけないかも…」

「周りの目線が怖い」



このような先入観がどうしてもありますから、教室復帰が困難を極めるんです。

僕は中学生の頃、何度も「教室に入ろう…」と思いましたが、無理でした。


不登校児の教室復帰への道程

不登校児で、「教室が怖い」と言ってるお子さんに対しての対応策としては、

まずは、子供が教室に抱いてる怖いものはなにか、把握することが大事です。



僕の場合は「周囲の目」でした。



子供によっては「いじめられた相手」だったり、「先生」だったりと、様々な理由があると思います。だから、一概には言えないんですね。

場合によっては、「理由が分からない」こともあります。子供が教室に入れない理由を言わない…分からない…でしたら、こちらの記事をご覧になることをオススメします。

→【不登校の原因がわからない?


教室の怖い原因が分かったら、子供にどうしたいか聞こう

教室の怖い対象について分かったら、「子供の望んでいること」を聞いてみるのが大事です。



よく、不登校児の子供を持つ親は「早く登校させなきゃ」と焦るケースがありますが、子供が学校に行くのを嫌がってるのに無理やり行かせては逆効果です。ますます状況が悪化します。

ですので、子供が何を望んでいるのか、優しく聞いてみましょう。



子ども自身がどのような選択肢があるかしらないケースが多いので、

「教室復帰」「恐怖対象に立ち向かう」「別室登校」「適応教室・フリースクール」「自宅療養」など、

親から選択肢を与えてあげると良いでしょう。



それでももし、選択出来ないようだったら無理して決めさせずに、ゆっくり考える期間を与えて上げるといいですね。



子供が答えた中に、「教室復帰」「恐怖対象に立ち向かう」と言った前向きな発言出てくれば、親子一丸となって教室復帰の為に一緒に動いてみましょう。教室復帰ができるチャンスかもしれません。



僕の経験談では、「周りの目線が怖い」のであれば、親御さんの協力次第で教室復帰できる可能性が高いように感じます。

なぜなら、頑張って学校に通っているうちに、徐々に周りの目線から慣れてくるからです。



そして先生へ協力をお願いすることも大事。



長く休んでいたから授業についていけないのは当たり前だし、遅刻や早退についても最初のうちは大目に見てあげるよう説得する必要があります。



これは、親の頑張り次第ですね。やりすぎるとモンスターペアレントだと思われてしまいますが、逆に「モンペ」という言葉が流行っているからこそ、それを有効活用して先生に協力してもらいましょう。

何も間違ったことはしていないですし、そもそも生徒を教室に戻らせるのは先生の役目です。意見を飲んでくれないのは仕事の放棄ですから。



このような対処の末、教室に戻れるようになった子は僕の周りにはいました。



勿論、強制は絶対ダメです

不登校児の心は繊細なので、段階を踏んで対処していく必要があります。


教室に戻るのがゴールだと思ったら大間違い

不登校児の全てのゴールって教室に戻るのが正解だと思ってる方が多いですよね。

勿論、子供に「学校に通いたい」という気持ちが少しでもあるのならば、それを応援してあげるのが親の役目です。

「いじめられた相手が怖い」のであれば、親子でいじめっ子に立ち向かって解決することもあります。



ですが、無理をさせてまで教室に戻らせる必要はないんです。



前述した通り、教室に戻れない子は教室に何かしらの拒否反応を示しています。



「進学できるか不安」

「将来引き篭もりになるかも」

「大人になって働けるか不安」



そう思い悩む前に、教室に戻らなくても



子供が勉強できる場

趣味を楽しむ場

集団行動を学ぶ場



見つけて上げるのが親の役割なのではないでしょうか?



教室に戻らなくても、保健室登校や別室登校、フリースクール、適応指導教室、など、現代では様々な選択肢があります。



勉強に関してはスタディサプリなどのオンライン塾で十分ですし、高校進学が不安なら通信制高校など自由な校風のある学校を紹介するとか。



とにかく、無理に教室復帰させるのではなく、子供の考えや性格に合わせた選択肢を与えて上げるのが子供にとっては嬉しいことですよ。

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