はじめまして。
「元不登校からの助け舟」を運営するYUUKIです。
僕は現在24歳で、20歳の頃から自営業を営んでいます。
今でこそ独立してやっていますが、中学生時代は辛かった。
なんせ、中学一年生の7月から保健室登校になり、10月に不登校に。
12月には適応教室通い(世間で言う所の不登校児)
その後は教室に入ることなく中学校生活を終えましたからね。
今思えば「何てもったいないことをしたんだ」って思ってます。
このページでは僕が不登校になった経緯から、このサイトを立ち上げた理由、そして元不登校児の生き方について話していきます。
不登校になった経緯
僕は元々朝が弱いタイプで、小学生の頃からよく集団登校に遅れていました。朝起きて、ご飯食べる時に、椅子を二つ横に並べて眠ることもしばしば。
眠いのが理由で朝学校に通っても保健室に向かってベッドで寝ることも多かったです。
眠すぎて授業中に居眠りを我慢することができず先生から枕を借りて授業中に寝たこともあります。
普通の人からすれば「怠け者」と思われそうですが、我慢して起きても頭が動かないんです。
それでも小学校には辛うじて通えていました。
問題は中学生になってから。
僕はとあるスポーツをやっており、小学生時代に全国大会で上位入賞した経験がありました。
中学もそのスポーツを続けるべく部活動に入ったのですが、中学生になってから部活動の練習がハードになりました。
毎日授業を終えてから夜の8時まで練習。
休日は特にハードで、大体8時間ぐらい。
ですが、そのスポーツは小さい頃から大好きだった為、部活自体は楽しいものでした。しかし、次第に身体が付いていけなくなりました…。
僕の中学校は家から徒歩20分で着くのですが、朝の当番とか色々あって起床は6時半頃。小学生の頃よりも起床時間が早くなり、毎日夜部活をやって次の日はヘトヘト。
次第に朝起きることができなくなりました。。。
6月から昼ごろ学校に着くようになり、7月半ばに保健室登校に。
すると、次第に教室に入るのが気まずくなってくるんですね。これ、長期間学校休んだ人はわかると思います。
たまに朝起きれても、教室に入ったら皆に「なんで保健室に通ってるの?」と思われて気まずい。そして中学校ではグループワークが多いので、周りに付いていけなくなる。
たまに教室に入っては「いじめられてるの?」と言われるようになり、
「朝起きれない」なんて言っても理解されない。
次第に教室に入るのが嫌になりました…。
カウンセラーが付くもただ慰めてくれるだけで何の解決策も示してくれない。
大好きな部活にも行きにくくなり、
10月には不登校に。
2ヶ月ほど完全に学校に通わなくなり、
その状況に見かねた親が「適応指導教室」という所を紹介してくれました。
適応指導教室というのは、学校の教室とは別に用意されている教育施設のことで、ここに通えば一応「出席」扱いとなります。
通っている子の殆どが長期間不登校児だった生徒ばかりです。
僕が通っていた適応教室は朝9時に始まり、10時40分まで自習。
20分掃除をして11時から12時まで体育館でスポーツを行い、帰りの挨拶をして終わりです。
一日の登校時間はたったの3時間。
Wikipediaには「本籍校に復帰できることを目標に運営している教室」と書かれていますが、ぶっちゃけそんな感じはありません。
先生らは学校に行けないならここに通ってねといった感じで、真剣に中学生と向きあおうとはしませんし(そもそも問題のある生徒が多いので、叱ったらモンペ親が出てきて面倒くさいと思ってる)、結局学校に行くかいかないかは自分の意思となります。
そして、通っている生徒は適応教室が学校よりも「楽」なので、大抵この環境に慣れてしまって学校に通わなくなります。
しかも9時登校ですが、僕の所は遅れて来てもまったく怒られませんでした。
当然僕もその環境に慣れてしまい、中1の12月から中3の終わりまで適応教室で過ごしました。
一時期教室に戻ろうと思ったりもしましたが、修学旅行前の説明会で無理やり教室に入った所、周りの目線が痛すぎてもう耐えられませんでした。
中3になってこれではいかんと、保健室登校に戻ったりもしましたが、結局最後まで教室で皆と過ごすことはできず…卒業です。
勿論卒業アルバムに僕の顔は殆ど載ってません。
名前が載ってる所と、集合写真では後付けで写真だけ載せられてました。
他の適応教室に通っていた子達もそんな感じでした。
当時はそれで良かったです。が、今となっては「なんで気まずいって理由だけで教室に入れなかったんだろう」と悔いの残る気持ちでいっぱいです。
だってその後の人生で、中学生の思い出話ができないんですよ。
今は皆スマホを持っていて連絡先を交換するのが当たり前ですが、そもそも教室に行ってないので、卒業後同級生と話すことなんてありません。
卒業後、数人と話す機会は何度かありましたが、皆と一緒に過ごしてないので中学時代すっからかんです。自分だけ取り残されてる気分です。中学生といえば思春期真っ盛り。
人生でも楽しい時間を「気まずい」「眠い」といった、
なんとなくな理由で棒に振ってしまった訳です。
適応教室通いは厳密に言えば不登校ではありませんが、一般的には不登校児と変わりません。そして、元々普通な子がそんな所に通っても、その後の人生でいいことなんてありません。
勿論、勉強だって皆と比べれば遅れています。適応教室では一日2時間の勉強でしかも自習なので、そんなの勉強する訳ないです。
僕の学力は中学卒業時に中1レベルでした。
そして、普通校に入っても「中学校不登校だったからなぁ…」という理由で、
単位制・通信制高校に進学しました。
→【通信制高校について】
通信制高校に通えば、普通高校とは違い毎回同じ時間に授業がある訳ではないので、
学力はそこまで付かないかもしれません。
しかし、それは生徒さんのやる気次第でどうとでも変わります。
勿論難関大学進学の為に自分で勉強する子もいました。
そういった子達は訳あって普通高校を中退し編入してきた子が多かったですが…。
僕の通っていた通信制高校には幸いにもキャンパスがあり、週に何回か登校日数を決められたので(大学みたいな感じ)、気分的に高校生活を味わえました…。
大学は全国で名の通った有名私立大学に合格。
大学生になって、やっと「キャンパスライフ」というものを味わう事ができました。
僕がこのサイトを立ち上げた理由
僕は一人でも多くの不登校児に、このサイトをみてその後の人生をよりよく生きて欲しいと思って立ち上げました。別に学校に通えって言ってる訳じゃないです。不登校になってしまったら、その後どのように対処すればいいか?
僕は中学校3年間は失敗だと思っているので、その経験を踏まえて、僕みたいな人生を皆に送ってほしくないと思い、経験者だから分かることを書いています。
ご相談などがあればご連絡お待ちしております。
以上、長くなりましたが最後までご覧頂きありがとうございました。
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- 2017年10月12日 産経新聞掲載 「睡眠教育の効果」