不登校の子供はついつい怠け者だと言われがちですが、果たして本当にそうでしょうか?
不登校の理由で一番多いのは「無気力」ですが、子供が無気力になったのにも色々原因がある訳です。
学校の勉強についていけずやる気がなくなった、自分がイメージしていた学校生活と違った、親の期待に疲れてしまった、など原因は様々です。
子供の不登校は複雑な理由が絡み合ってなってしまう訳で、子供が学校に行かないからと言って、学校が「面倒くさい」「怠けている」などと捉えるのはナンセンスです。
今回は何故子供が学校に行きたがらないのか、怠けているんじゃないか、と思っている方向けに、子供の不登校原因について細かく見ていきます。
怠け者タイプはうつ病の可能性あり

一般的に「怠け者タイプ」と捉えられてしまう不登校の子供は、もしかしたらうつ病の可能性があります。
自分の好きなことにも打ち込めず、
だらだらベットで横になっていて何もやる気が起きない期間が長いと
双極性障害(うつ病)の可能性は高いです。
そのような場合、子供を放っておくとついつい悪い方向に流されがちです。
女の子の場合は特に危険で、知らず知らず誰かに流されて流されて危険な道へ進む可能性も…。
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そうならない為に、子供がうつ病だと思ったらまずは病院へ連れて行ってうつ病かどうかの診断を受けましょう。
もしうつ病だったとしても、あまり薬には頼りすぎないようにしましょう。薬漬けになって薬に頼らないと生活できなくなってしまう可能性もあります。
いまはうつ病や規律生調節障害に効くサプリメントもあるので、
まずはサプリメント療法から始めてあげて、徐々に子供の調子を治してあげましょう。
面倒くさいのは学校に要因がある?
子供が学校に行くのを面倒くさがってる場合も、単に「面倒だから行かない」と片付けてしまってはダメです。まずは、子供が学校に行くのが面倒くさくなった理由を突き止めましょう。
大抵の場合、学校での居心地が悪い・学校に居場所がないことが多いです。
いじめに遭ってないか、人間関係にトラブルはないか、先生に相談して解決策を親御さんも一緒に考えていきましょう。
もしかしたら、その学校が子供に合ってない可能性があります。
その場合は、転校させることも視野に入れましょう。
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無理に進学校に入れてないか、素行が悪い生徒ばかりでないか、親御さん自身も自分の子育てを振り返って、本当に子供の為になっているかもう一度よく考えてみてください。
実際に子供を転校させて不登校が治ったパターンあります。
子供を転校させるだけでその子の一生が良くなるなら、親も進んで協力すべきです。
放っておくと本当に怠けた人間になる
このように、ただ単純に学校が面倒で不登校になるケースは少ないですが、だからと言って親が何も対処せずに子供を放置していては、本当に怠け癖のつく人間になってしまいます。こうなると、子供は学校に通えなくなるばかりか定職にも就けず、だらだらとニート・引き篭もり生活を続けてしまう恐れがあります。
事実、僕の同級生でも中学校から不登校で、今現在は引き篭もりのニートがいます。
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子供が10代で若いなら、まだまだ未来は明るく、可能性があります。
怠けが長期化する前に、子供を社会に羽ばたける人間に成長させてほしいですね。