文部科学省が発表した資料によると、高校中退者は年々減少傾向にあります。
少子化で子供の数も減ってるからそりゃそうだろ、って思うかもしれませんが高校中退率で計算してみると、ピーク時の平成10年が2.5%、平成26年は1.5%と16年で1パーセントも下がっています。
(対して、不登校児は年々増加傾向にありますね…)
出典:生徒指導上の諸問題の現状と文部科学省の施策について(高等学校中途退学等【抜粋】)
高校中退者は平成2年に12万3000人もの数を出しており、平成26年では5万3000人程となっています。
近年高校中退率が下がっているのは一体何故か。
それは中退前に選べる選択肢の数が増えたことにあります。
この記事では、高校中退率の推移や都道府県別の中退率、高校中退後の進路についてまとめています。
高校中退率は都道府県別だと大阪が1位
全国の都道府県別で見てみると、大阪が1位なのは昔から変わっていない模様です。データでは2014年に大阪府内の高校中退者数が5593人で2.2%、2位の沖縄県は1144人で2.2%です。
2014年度の高校中退率は全国平均と比べるとおよそ2倍です。
都道府県 | 在籍人数 | 中退者数 | 中退率 |
大阪府 | 253,410人 | 5,593人 | 2.2% |
沖縄県 | 51,671人 | 1,144人 | 2.2 % |
高知県 | 20,251人 | 417人 | 2.1% |
和歌山県 | 30,415人 | 573人 | 1.9% |
宮城県 | 63,520人 | 1,136人 | 1.8% |
神奈川県 | 213,857人 | 3,869人 | 1.8% |
奈良県 | 41,439人 | 737人 | 1.8% |
広島県 | 78,278人 | 1,407人 | 1.8% |
東京都 | 331,449人 | 5,114人 | 1.5% |
ワースト1位の大阪府は、他にも暴力行為発生件数が日本一となっています。
この結果を重く受け止め、大阪府教育委員会には対策を練ってほしいですね。
高校中退後の進路は?
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高認試験は1~9科目受け、それぞれの教科の点数が40点以上あれば受かります。
高認試験を受けるのは決して敷居は高くありません。
しかし、合格率は依然として30~40%程度。
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