学校に通うのが当たり前だと思ってる人は、
不登校児が何故学校に行かないのか理解出来ない人が多いと思います。
実際、僕も不登校児でしたが、当時は何で中学校に行かなくなったのかイマイチ分かりませんでした。今となっては分かりますが、それは成熟した大人になったからです。
僕の場合は、今冷静に考えて見ると、
「色んな要因が重なっていたんだな…」
と思います。
今回は、現在の不登校児が今後人生で後悔してほしくない為に、不登校の原因について書いていきます。
原因が重なって不登校になります
僕が不登校になった時期は、中学一年の7月から、中学3年の最後までです。細かく言うと、中学一年の7月から10月までは保健室登校で、10月~12月は完全に不登校。
12月から適応指導教室(学校とは別の教育施設)で過ごし、その後は行ける時があったら保健室や別室に通っていました。
今思えば僕は不登校児の中でも軽い方だったので、当時周りの理解や支えがあれば普通に教室に通えたと思っています。
でも、ボケっとしていたので、教室に入ることなく中学を卒業してしまいました。今思えば苦い思い出です。
➡【YUUKIのプロフィール】
さて、不登校児は一体何故学校に通わないのでしょうか?
恐らく不登校児の5割は
「理由が分からない」
と答えると思います。
何でかって?だって色々な理由が重なり過ぎて整理出来ないから。
特に中学生なら尚更です。人間は中学生ぐらいで子供から大人へ急激に成長します。
身体が大人になるのに精神はゆっくりと成長していくので、急な変化へのストレスは大きく、この時期に最も不登校になりやすいです。
そもそも日本の場合はそんな中学生に厳しい教育を押し付ける(受験戦争や礼儀作法など)ので、子供がイライラして当然です。
不登校児の子達は、こんな理由が複雑に重なって学校に行かないのです。
・朝起きるのがきつい
・勉強を真面目に取り組むことに疲れる
・部活や掃除、体育、TwitterやLineなどで、トラブルが起きて教室に入るのが気まずくなる
・学校の先生や親にルールを押し付けされることに不信感を持つ
・何か嫌なことがあって周りの視線が気になる
もしあなたが今思春期まっただ中なら、
こういったことを日々感じるのではないでしょうか?
こういった問題の処理が得意な子なら、平然とかわして学校に通えます。
が、処理の得意じゃない子は、学校に通って集団行動をすることが次第に出来なくなり、
学校に通えなくなるのです。
理由は一つじゃありません。
教師や親御さんの中には、これらを甘えだと話す人もいます。
しかし、中にはこれらの根本的な原因が、
・アスペルガー症候群やADHDなどの発達障害
・うつ病や起立性調節障害などの気分障害
といった病気が原因であることも多いです。
(私も睡眠障害が主な原因で不登校になりました)
詳細➔【不登校の原因は朝起きれない?理由は睡眠障害かもしれないよ】
そういった病気について理解せずに、
「怠け者」と烙印を押す親御さんや教師も多いですから、
そういった病気をきちんと診断して
出来る範囲の治療に協力することも大切になります。
場合によっては学校に通わなくても良い
さて本題に入ります。僕が不登校児だった頃は自分自身を客観的に見ることが難しかったので、
自分で不登校の問題を解決するのは非常に難しかったです。
周りに理解ある大人が多ければ良いですが、現実問題中々いないですね。
不登校経験者ならまだしも、
普通に優秀な教育を受けて育って来た人が不登校児の気持ちを分かる筈もありません。
それで、一つ疑問に思うのが、
「そもそも学校に通わないと絶対ダメなのか?」
ということ。
僕のようにちょっと頑張れば学校行けたレベルの人は行けばいいですけど、
実際、いくつか対策を取っても学校に行くのが本当にしんどい
という人は、学校に通わなくてもいいと思います。
今は中学校でも適応指導教室などがありますし、集団で行動するのが色んな理由から無理な場合、勉強は塾で行い高校に備えるという対策も出来ます。
全日制がどうしてもきつければ
通信制など、学べる学校の選択肢も増えてきていますし、
今の時代別に学校に絶対に通わなければ将来まともに社会生活が出来ない
という訳ではありません。
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不登校の原因は様々ですが、
学校に通うのがその人にとって正解、という訳ではないんですね。
僕のような少し頑張れば解決して学校に通えた場合
ある程度の努力や学校側の理解も必要ですが
本当に無理がある場合は色んな選択肢を探すべきだと思います。