どうも、中学時代2年半不登校を経験したYUUKIです。
この記事を見ている方の殆どが、現在学校に行ってない不登校児だと思います。
そんな不登校児には、不登校児にしか分からないありがちなことが沢山あります。
いわゆる「不登校あるある」ですね。
今回は、不登校児が共感するであろう不登校あるあるを、当時の心境を振り返りながら書いていきます。
目次
不登校あるある①たまに学校行くも、教室に入れず保健室・別室登校になる
不登校児はずっと家に引き篭もってると思われがちですが、それは違います。殆どの子が外には出てるんじゃないかな…。
そして本音では教室に戻りたいって子もいます。僕はそうでした。
たまにふと不登校から抜け出したくなって、決心して学校に向かいます。
勿論、皆が登校する時間には通いません。
僕の中学校は朝の8時15分にホームルームが始まったかな?
一時間目が始まるのが大体8時40分。
なので、8時40分過ぎから、給食前に学校に向かいます。
自分が学校に通う時間帯は大体が授業中です。
でっかい学校が「シーーーン」と静かです。
そんな中、まず自分の学年の階に行きます。
そして廊下を歩きます。
廊下には誰もいませんし、教室内では皆真剣に授業を聞いてますから超気まずいです。
僕の姿が教室から見えようものなら
「何やってんのあいつ?」
って目で見られます。
だから
「事情あって遅れました」
的雰囲気を醸し出しながら歩きます。
やっぱり気まずい…。
困った…どうしよう…
「保健室行こっと…」
って感じで保健室に行きます。
保健室には大体先生がいるので、安心できます。
んで、ベッドで寝ます。
給食の時間になったらクラスの子が給食を届けてくれるので食べます。
その時顔を合わせますから、気まずいです。
給食を食べたら、また暇です。
どうしかなぁ…ってなって、今度は別室(特別授業とか行う時に使う教室)に向かいます。
別室には誰もいません。
超暇です。
僕は考え事するのが好きだったので、「ボケ~」としてました。
今思えば、あの時間に自分のやりたいことをやっておけば…って感じですね。ほんと時間無駄にした。
暇すぎて、たまに勉強します。
でも、自分で勉強してもどこをどう勉強すればいいかわかりません。
→【不登校児は塾へ通おう】
そんなことを考えていると、別室に誰か来ます。
その子は女の子でした。
女の子…テンション上がる!!
とか思ってその子を見ると、クラスでハブられてる系の女の子でした。
そこで僕は思います。
「あぁ、結局こういうとこ来るのってハブられ者なのね」
えぇ、自分みたいなね。
16時には授業が終わり、皆が下校し始めます。
しかし、僕は皆が下校する時間には帰りません。
その前に帰ります。気まずいので。
不登校あるある②毎日ネットやって時間が過ぎる
不登校児にとって抱せないツール、それはネットでしょう。僕が不登校児だったのは10年も前ですから、今ほどネットは普及していませんでした。
ですが、当時から僕はネットにどっぷり浸かっていました。
自分でウェブサイト起ち上げたり、ブログ書いたり、2chのニュー速VIPに入り浸ったり、ニコニコ動画でMADにハマったり、YouTubeで放送事故動画を漁ったり…
93年生まれですから、自分が10代の時にネットは急速に進化していったと思います。
今の子供達は、生まれた時から成熟したネットコンテンツに触れています。
ですので、
現代の不登校児の殆どがネットにどっぷり浸かっているのはほぼ間違いないと思います。
ネットにはYouTubeやツイキャス、LINELIVEなど誘惑が沢山…
一日中ネットやって、時間が過ぎる。
明日もネット、明後日もネット…
貴重な10代の時間をネットに捧げては非常に勿体無いです。
是非、外の世界に顔を向けましょう。
→【不登校児なら余った時間を有効活用しよう】
不登校あるある③昼間に外出して周りの視線が痛い
不登校児は皆が学校に通ってる時間帯に、外に遊びに行くと思います。スーパーとかコンビニとかゲーセンとか行って、テキトーに暇潰すと思います。
僕は不登校友達とそうしてました。
ですが、平日の昼間に小学生、中学生がそういった場所に行っては、
周りから変な目で見られます。
僕はスーパーのおばちゃんに
「今日学校ないの?」
と何度も聞かれました。
「あ、今日は学校休みです…」
と言って誤魔化すのがヒジョーに辛かったです…。
田舎だったら特に、おばちゃんが知り合いの知り合い、の可能性がありますからだるいですね。
田舎のおばちゃんは噂話好きですから。困りますね。
都会だとそうでもないかな?
不登校あるある④クラスの子が学校のプリントを届けにきて辛い
学校に行ってなくても、クラスの子が学校のプリントを届けに来てくれます。そこで、クラスの子と玄関で顔を合わせます。
辛いです。学校行ってない自分の顔を見られるのは…。
中には、「〇〇くん戻ってきなよ」
なんて言ってくれる心の優しい同級生もいます。
でも、その優しい言葉すらも、不登校児にとっては辛いのです。
気を遣ってくれてるけど、心の奥底では
「あぁ、先生にそう言えって言われるんだろうなぁ…」
なんて思ってしまいます。
そんなことを思う自分にも自己嫌悪。
そしてプリントを見てみると、そこには一週間の授業予定表が…
「はぁ…」
ってなります。
不登校あるある⑤新聞がポストに投函される音が聞こえる
不登校児の大半は夜遅くまで起きているでしょう。僕もそうでした、中学生当時は大体3時、4時頃まで起きていたかな?
まぁ睡眠障害だったからってのもありますが…
→【不登校児に多い睡眠相後退症候群(DSPS)の原因や治療法は?】
そんな夜型人間なので、朝に新聞が自宅ポストに投函される音が聞こえます。
バイクが家の前に「ぶうううん」って来て、「カシャ」って音が聞こえます。
「もうこんな時間か…」
何やってんだろ自分…ってなります。
とか思いつつ明日もまた一日、不登校生活が続きます…。
不登校あるある⑥本気で自殺を考えたことがある
恐らく、不登校児の殆どが一回は自殺を真剣に考えたことがあるんじゃないかな…。毎日同じことの繰り返し、でもどうやって解決したらいいのか分からない。
今後将来が不安、ずっとニートなのか、フリーターになれるのかも分からない。
生活保護?どうすればいいの?
…次第に「死にたい」という気持ちが沸いてきます。
死のうかな…って思って建物の屋上から町の景色を眺めます。
「ここで死んだら楽かな…」
と思いますが、大半は恐らくここで
「死んで悲しむ人の顔」
を思い浮かべて自殺を踏みとどまります。
さらに死んだ時の痛みも気になります。
怖くなって死ねません。
ですが、そんな事も気にならなくなるほど滅入っていて、
さらに両親からも愛されてないと自殺してしまう子供がいます。
家庭環境は本当に大事だと実感させられますね。
不登校あるある⑦親に発達障害を疑われ、病院に連れてかれる
親は「なんでウチの子不登校になったんだろう…」
って思って、なんとか解決しようと病院に連れていきます。
僕の場合は精神病院に連れていかされ、発達障害の可能性があると言われて、
IQ診断を受けさせられました。
結果は正常。
お医者さんも
「まぁどうにしか頑張ってくださいね(鼻ほじ)」
とテキトーなこと言って終わります。
何も解決しません。
はい、時間の無駄-
大半は発達障害じゃなくて
「起立性調節障害」や「睡眠障害」を患ってるからね。
でも、大抵の親御さんは
「精神的なものかしら」
って思うので、精神病院に連れていくんです。
いや、そうじゃないんですよ…
まぁそのケースもありますけど…。
再び、不登校の日々が続きます。
不登校あるある⑧ネトゲにハマる
これは僕のお話ではなく、僕の同級生のお話です。不登校児は日中暇なので、何をしようか考えます。
そんな時にネットサーフィンしてると、ふと目に飛び込んだのは「ネトゲ」
「はいはい、どーせヲタク、キチガイみたいな奴しかやってないんだろ?」
すると目に飛び込んできたのは、自分が思ってるよりも現実に近い世界。
リアルな繋がりがない不登校児は、次第にネトゲに依存していくー
人って、ギャップに弱いですよね。
ネトゲ会社の戦略って、上手いなーと思います。
いやいや、関心してる場合じゃない。
勿論、ネトゲは上手く使えば人生を充実出来ると思いますよ。
ですが、のめり込んで現実世界を疎かにしては、悲惨な将来が待っています…。
→【不登校児が引きこもりのまま何もしなかったら将来ヤバイよ】
一方、ネトゲ依存から脱出して、現実世界で社会人として頑張っている人もいます。
→【不登校の子供がネトゲにハマる危険性を体験者N氏に聞いてみた】
どちらの道を選ぶかは、あなた次第です。